食品スーパー再編?イオンが経営統合するメリット・デメリットは?

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2015年春ごろに、

イオンの100%子会社マックスバリュ関東と、

首都圏を地盤とするマルエツ、

茨城県を中心に展開するカスミの3社を

経営統合することが決定したようです。

 

イオンといえば、

スーパーマーケット業界において

国内最大手ですが、

合併と経営統合の違いは何?

経営統合するメリット・デメリットは何?

など、気になることを調べてみました。

 

合併と統合形態の違いは?

合併は、複数の会社間で株式交換を行い、

一つの会社となることです。

仮にA社とB社があるとして、A社が存続会社となる場合、

B社の株式はA社に吸収され、B社は消滅します。

経営統合は、新しく共同で持ち株会社(親会社)を作り、

その傘下にA社もB社も入ります。

よって、どちらかが消滅するということにはなりません。

 

今回の統合形態は

マックスバリュ関東、マルエツ、カスミの3社が持ち株会社を設立。

イオンが約7割、丸紅が約3割を出資する共同出資会社を設立。

持ち株会社に51%以上を出資させ傘下に置く予定のようです。

 

注:51%以上の出資

会社の議決権の過半数を取得することになる為、

通常の株主総会の決議事項を自社の方針に沿った形で

決議することが可能になる

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経営統合するメリット・デメリットは?

メリット

  • 大量仕入れによる仕入れコストの削減と、ショップブランドの開拓
  • 管理部門人員の削減による間接経費の削減
  • 店舗間競合の解消による(どちらかが閉店)商圏の確保
  • 販売ターゲットが異なる場合は、客層の改善
  • 配送ルートの整理統合による物流コストの削減
  • 地域進出の難易度解消(一から出店するより、既存店の顧客が得られる)

デメリット

  • 統合後の企業統治で無理な変革を強いると混乱が大きくなる
  • 効率が良くなる→人員が余る→リストラ

 

消費者は得をする?

正確には

イオンの電子マネーカード「WAON(ワオン)」を

持っている人は得をする!ですね。

 

マックスバリュ関東、マルエツ、カスミにも確実に「WAON」が

導入されることが予想されます。

これらのスーパーが近くにあるけど、

「WAON」持ってるからちょっと遠くのイオンのスーパーで

買い物しよう。なんて方にはお得になるかもしれませんね。

 

カスミって?

マックスバリューとマルエツは知っているけど、

カスミってスーパー聞いたこと無い!

なんて意見がネットでちらほらとありましたので

調べてみましたよ。

 

主に茨城県を中心に展開している食品スーパーで、

152店舗中86店舗が茨城県にある。(2014年4月1日時点)

2003年にイオングループとの資本・業務提携が発表され、

イオンが筆頭株主となっている。

イオングループに属しており、

プライベートブランド商品「トップバリュ」も導入されている。

 

こんなところでしょうか。

 

ちなみに、カスミは

昨年の8月に話題になった、通称「バカッター」が行った、

「アイスケース冷蔵庫に人が」事件の被害店舗があります。

事件概要

「冷蔵ケース内のアイスクリームの上に男性が寝転んでおり、

「アイスがかってほしそうだったから買ったった」という

コメント付きでツイッターに写真が投稿されている。」

というもの。

その後の対応の早さからネットでは

「カスミはすごい」と賞賛されていました。

 

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